涸沢岳 (3,103m)
2016年09月09日
今月9日は会社が休みのため休日ならば混雑が予想される奥穂高岳の山荘に宿泊。翌日はジャンダルム
経由で西穂高岳からRWで下山する予定。台風13号が再び関東に接近中だが、長野県は9/9〜9/10は晴れ
予報なので少し期待している。
大キレットは経験しているがジャンダルムはそれ以上に厳しい岩場・鎖場であると言われている。
天候が悪化するようならば奥穂高岳のみで帰宅するつもりだがなんとしても通過したいルートである。
先週で104週間(2年間)連続毎週登山を達成。この記録は惰性のなせる業だと思われるが、どこまで続
くのだろうか。
奥穂高岳は新穂高温泉側から登る予定だったが台風13号の影響で白出沢を渡れない可能性があるため上高地からの周回に変更した。スタート地点は500mほど稼げるため少し楽かもしれないが登りに要する時間はあまり変わらない。このコースの場合、帰路はRWが使用できず西穂山荘から800mも下らなくてはならない。
9月9日(金)3:30 起床。気温18℃。食事などを済ませ登山の準備をしていると他の登山者から声をかけられ、タクシー乗り合いで上高地まで行くことにした。3人で割り勘にすると1400円/人でバス代の1250円とほとんど変わらない上、釜トンネルの開門にあわせ入場できるので時間的にも1時間近く有利である。4:50 釜トンネル開門。上高地バスターミナル(1505m)を5:06出発。河童橋を過ぎると歩きなれた梓川沿いの遊歩道。5:45 明神館通過。そこから5分ほど進むと霞沢岳に向かう林道が分岐している。
6:25 徳沢園通過。テントが点在しており宿泊者も多い。6:38 新村橋通過。ここからパノラマコースで涸沢ヒュッテに向かうことができるがきつい道らしいので今回は無視。7:16 横尾山荘到着。
ここまで2時間も歩いて標高は120m程度しか稼いでいない。ここで槍ヶ岳の道を分け奥穂高岳への道に進む。正面に穂高連山が見えるようになったが雲に隠れ全容は明らかになっていない。
8:05 横尾大橋(1,780m)通過。このあたりから多くの人を追い越すことになる。上高地からは誰にも抜かされていないため、これらの人は途中の山荘に宿泊していた人達だろう。
次第に涸沢のカールが見えてくる。 9:18 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐(2,220m)通過。
予定通りヒュッテ側に進み 9:31 ヒュッテ(2,280m)到着。あと1ヶ月もするとこのあたりは紅葉の
メッカになり人が溢れることになるが現在はそれほどでもない。
奥穂への道はカールを横切ってつけられている。景色が雄大である分、しばらく歩いてもなかなか距離を稼いでいる気分になれない。
少し休憩して 12:15 山荘のすぐそばにある涸沢岳に登る。12:38山頂到着。山頂からの景色は十分とはいえないがガスの切れ間に槍ヶ岳、北穂高岳が見えた。山頂の北側はほぼ90度に切れ込んでおり落ちたらばらばらになる。時間に余裕があるためしばらく山頂にとどまる。北穂までの道は厳しいため今回は考えていない。
13:00 に涸沢岳から下山開始、13:18 山荘に山荘に戻る。ここで宿泊の手続きをするが平日にもかかわらず混んでいるといわれた。天候不順に欲求不満気味の登山者が天気予報を見ながら休暇を取ったという状況かもしれない。夕方になると気温が低下し半そででは無理になってきた。
17:15 夕食。この山荘の夕食は比較適豪華。食事は3回転。翌日はもっと混むのかもしれない。
ベッドは槍ヶ岳山荘のような悲惨な状況ではなく一人当たりの就寝スペースは80cm幅あった。
同室の人と話をしているうちに翌日のジャンダルムを3人で行くことにした。牛山氏(60歳:長野富士見町)、熊代氏(新潟長岡市:71歳)。71歳の熊代氏は白出沢からハイペースで登ってきたことを牛山氏が目撃しているので年齢によるハンディーはなさそうである。